ハイボール大作戦、角瓶ブラボー!

街中の飲み屋さんが「黄色いのぼり」でいっぱいになった
サントリーの角ハイボール大作戦。
低迷するウィスキーの需要を一気に底上げしたのは
ウィスキー部に異動になった、課長さんの功績だそうです。



「なぜ売れないのか」を検討したところ
ウィスキーは「2軒目の需要」になっていたそうで

1軒目の「とりあえずビール!」と同じところにいなければ勝てない。
そこで市場調査を重ねるうちに出てきたのは
サントリーに代々伝わるハイボールの黄金比
「アルコール度12%」は「一般には濃すぎる」という事実。

8%まで薄めて、さらにグビっと飲めるようにジョッキに入れて、
黄色いのぼり作戦とCM、ネット作戦を連動させ
角瓶は生産が追いつかなくなるほどの人気になったそうです。

当たり前、を見直してみる。
最近の居酒屋さんのジョッキ入りのハイボール、
私が「うっす~!!」と感じる理由に納得なのでした。

ところで、組立通信の夜に欠かせない「角瓶」ですが
ラベルのどこにも「角瓶」と書かれていないのに
誰もが「角瓶」と呼ぶ不思議、ですね。


 ※(文 / 真柴 マキ )



※記事の補足です。
「日経ビジネス」に正確なデータがありました。
…ウイスキー「角瓶」をソーダで割った「角ハイボール」を全国の飲食店に対してアピールして回った。その結果、 2008年9月時点で6200店だった取扱店舗数は、2009年11月時点では5万8000店と、約9倍近い伸びを見せた。それに伴い、角瓶の売り上げも伸長。2009年1月から11月で前年同期比24%増を記録。角瓶に牽引されるように、ウイスキー市場全体も伸びている。同期間、市場は同9%増で推移している。約25年にわたって縮小を続けていたウイスキー市場にとって、久々の明るい話題となった。(「日経ビジネス」2010年1月15日号より出典)