歌舞伎で観る古典落語の「らくだ」

大笑いした歌舞伎座の演目は
古典落語より「らくだ」。

パソコンで「わき役でいたい」と打ったら
「わき役で遺体」と誤変換されて
笑ったことがあったけれど
その、まさに「わき役で遺体」役の片岡亀蔵さん。
幕が上がって舞台に横たわっている姿が
すでに遺体だった。
それも、最後まで遺体のままなのだ。



片岡亀蔵さんは、面白いなあ、と思う演目には
必ずといっていいほど登場されていて
気がつけば結構な観覧機会。
それも、かなり変わった役が多くて
憎々しげな悪役も、これでもかと演じられて
変幻自在で余裕の存在感。

なんだか楽し気なオーラが溢れていると思ったら
片岡亀蔵さんは、大変なゾンビフリークだそうだ。
もはや台詞だかアドリブだかわからない、
市川中車さんのひょうきんで小気味よい台詞に
なんども大笑い。

落語ものは、やはりリズム感が違うな、と
帰りは熱燗で乾杯。

わき役で遺体。天晴でした!

 ※(文 / 真柴 マキ )