進化する飛行機の安全映像

エールフランスの機内で流れていた安全映像。
あまりのかわいさと色彩センスに、見入ってしまった。

エールフランス航空の機内安全映像 イラスト /組立通信

エールフランスでは制服も
「どの航空会社よりもおしゃれであることが求められる」
ミッションのもとに、デザインされているらしい。
その使命が伝わってくるキュートさ。

※外部リンク エールフランス航空の機内安全映像

でも、これを日本の航空会社でやったら、苦情が殺到しそうだ。
残念ながら日本は男尊女卑社会だし
「かわいい」「楽しい」=ふざけてる、と変換する大人は意外に多い。
機内安全ビデオでも手話ニュースでも、
いまだ軍事国家的というか、
「まじめなものは地味であるべき」風潮がある。
受け手には、「見せられる」より「魅せられる」ほうが
よほど伝わるのだけれど。

金メダリストの北島康介さんがインタビューで
「日本の練習は厳しい」といっていたが
アメリカの選手たちは、ゲーム感覚の遊びみたいな練習に
真剣に楽しんで取り組むという。

エールフランス、さすがだな…とうらやましく思っていたら、
なんと2018年12月から、ANAが挑戦していた。
※国際線は2019年1月

※外部リンク 歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人


素晴らしい…なにがさすがって、
世界に誇る伝統文化の歌舞伎を起用したこと!
「男性が」「一流の芸をもって」
「楽しんで」「魅せた」のだ。
誰にもネクラな苦情が言えない巧妙な起用。

着陸後、ドアオープンを待つ間に流れる
メイキングビデオもぬかりなし。
機内のストレスが緩和されそうな
気のまぎれる映像だった。

ところで、フランスからの帰路、
エールフランスのストライキに当たってしまい、
超長時間空港で缶詰めに。
疲れ果てて席に着いたら、客室乗務員が
何もなかったように満面の笑顔で
ブランデーのミニボトルを差し出してきた。

ああ、時間に正確。仕事にまじめ。
世界に誇りたい「日本の美徳」を再認識してしまった。

※外部リンク トラベルWatch

 ※( 文 / 真柴 マキ )