音の世界は理数系 ~ラジオCMオンライン送稿~


CM業界では、ラジオもテレビもオンライン送稿となり、
WEB上でデータ出稿ができる。
印刷業界はMac誕生のおかげでデジタル(DTP)化が早かったので
その経験者としては「まだだったの」という感じだけれど、
音声データの完パケは、パソコンで作って、ネットで出稿できる。

そして、時代は戻らない。
デジタル化には、
価格破壊と新規参入がつきものでもある。

完パケデータの制作には、DTPと同じく「データを作る」知識がいる。
「CMがうるさい」問題を回避するための
ラウドネス国際音量基準とか、
サンプリング周波数とか、サイン波とか。

「サイン波(sine wave)」は、音の基準となる基音である。
数学で関数に出会った時、
あの「サイン・コサイン・タンジェント」の数式が
人生で役立つとは思えなかったが、まさかの再会。
ラジオCMには、完パケデータの最初に
「周波数1kHzのサイン波を-20dbの振動幅で10秒間」入れる、
という決まりがあるのだ。

数字にアルファベットにグラフ…、と
音声データの世界は、どこまでも理数系だ。
そもそも音の世界が理数系なのだ。
文系人間には、なみなみならぬ努力がいるが
編集者として「理解できるまで調べる」哀しい習性がある。
調べゆくうちに、音の世界がだんだん面白くなってきて、
「音のはなし」にまとめてみた。