仕事ができる人のシンプルな共通点


休止していた案件を再開したら、担当者が別の人に替わっていた。
WEBで探した外注先の、
覇気のないメールのやりとりにくじけたが、
先払いなのでキャンセルもできずに
やむなく休止にしていた。


その日、和食系のお店でカウンターに座ると、
菜の花とホタルイカの付出しが出てきた。
ふと発注を決めた時、同じその店のカウンターで
おでんの大根をほくほくと食していたことを思い出した。

冬から春に、すっかり季節が変っている…。
再開して早く終わらせよう。

ところが新しい担当者さん、
同じ会社の人と思えない仕事っぷり。
「この案件、どうなってますか」と聞きたくなることもなく
さくさくとメールだけで進んでいく。

そういえば、クーポンサイトで集客をしている
あるサロンのオーナーさんが
「同じ会社でも、営業担当者がかわると
ストレス度が見事に違う」といっていた。
何が違うのかというと「対応の速度」だという。

サロンのように、客ひとりに接する時間が長い仕事は、
接客以外にさける時間はあまりない。
何かと電話好きな営業マンもいるが、電話はもはやいらないそうで、
メールチェックする空き時間に
返事が届いているのが「できる担当者」の特徴だそうだ。
担当者の対応が遅すぎて
キャンペーンの時期を逃していた、ということもあったらしい。

クライアント企業である食品メーカーは、
チェックバックがとにかく速い。
担当部署のみなさまはじめ、リーガルチェックもほぼ「即レス」状態で
毎回さくさくと完パケ納品となる。
全員が営業の経験者であることも大きいが、
連日打合せに追われている超多忙スケジュールというのに、
一日を観察してみたいほど、
「仕事を溜めない術」が身に着いている。
制作業は、どうしても
人とのやり取りは2番目になりがちだから
深く深く反省してしまう。

繁盛している飲食店は、ドリンクとつきだしが速い。
最初のオーダーはもちろん、おかわりも即、出てくる。
料理が速いと、滞在時間は短くなり、回転率が上がる。
もちろん片付けるのも速い。
スタッフはドリンクを運んでも手ぶらでは戻らず、
ついでに空いたお皿を下げ、追加をおすすめし、
ひとりの動きがいい速度を保って回転している。

速い動きは、それ自体がエネルギーを発生させる。
止まっているものに何かを動かす力はない。
特殊な能力ではなく「速さ」こそが
業界を問わず「できる人」にある共通点かもしれない。